上の図は、「日経ものづくり」誌(2013年2月号)に掲載された読者アンケート調査で、「ヒット商品を生み出せていない理由は?」という質問に対する開発担当者やマネジメント層の回答結果(図の左側)と、その各項目に対してどの体系的開発手法(QFD、TRIZ、TM: タグチメソッド)が有効かを示したものです(図の右側)。
このアンケート結果からも明らかなように、ヒット商品を生み出すためには、商品企画力と技術開発力が必須です。
そして注目すべきは、両者が“車の両輪の関係”にあるということです。
いかに商品企画が優れていても、それを実現できなければ”絵に描いた餅”に終わってしまいます。
逆にいかに技術開発力があっても、優れた商品企画に基づいて、商品として顧客に価値を提供できなければ、ヒット商品は生まれません。
かといって折衷案的に既存の技術、既存製品の延長線上で商品を企画すれば、競合との差別化ができない中で顧客の満足度は徐々に失われ、収益は悪化し、マーケットシェアはジリ貧になってしまいます。
QFDは、顧客の声を起点に、顧客のニーズを分析し、顧客にとって価値があり、顧客にとって魅力的な商品を開発する、という“徹底的な顧客視点に立った、ニーズドリブンな商品開発”を実践するプロセスです。
QFDの品質表作成の過程では、企画部門と技術開発部門が情報交換し円滑なコミュニケーションツールとして機能します。「顧客のニーズ → 提供する商品の品質企画 → それを実現するための技術課題」という一連のプロセスが可視化され、上述の“車の両輪の関係”が共有されることになります。
さらに、TRIZによる技術開発力の飛躍的向上とセットで、連戦連勝の仕組みづくりが可能になります。
(技術開発力強化のための 「あなたの問題解決能力を高めるTRIZセミナー」 についてはこちらから)
本セミナーでは、QFDによる商品開発のプロセスを身近な事例で紹介し、従来の商品企画との違いと有効性を体験していただきます。
※ 同業他社、個人事業主の方の参加はお断りしております。
ヒット商品を開発したいと思っている方
市場に期待以上の感動を提供したい方
開発工程の手戻りを極小化したい方
開発のリードタイムを短縮したい方
セミナータイトル | 顧客のハートをくすぐる商品を生み出すための QFDセミナー |
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日時 |
12月9日(月)16時~17時 1月20日(月)16時~17時 |
参加費 | 無料 |
定員/実施形式 |
・各回20名/オンライン開催(Web会議システムZoomを使用) ・準備品: Web会議のリンク情報は、事前にご案内します |
内容 | ・商品開発における課題 ・品質の2元性:狩野モデル ・QFD:品質機能展開とは ・QFDによる商品企画プロセス |