Patsnap Eureka Materials

Patsnap社のEureka Materialsは、Patsnap Eureka R&Dの基本機能に加え、材料研究・開発に特化した高度な探索機能とアイデア発想機能を備えたオプション製品です。
 

材料特性条件検索や構造式検索といった特許・文献検索機能、さらに材料科学とTRIZ（発明的問題解決理論）を組み合わせたアイデア発想ツールにより、新材料やプロセスの研究開発を強力にサポートします。
 

Eureka Materialsにより、材料研究者やエンジニアは、研究や生産技術開発に必要なインテリジェンス（情報・技術的知見・洞察）を短時間で的確に収集可能。
製品・技術開発担当者も、最新の材料研究動向を迅速に把握し、自社製品の性能向上や新機能実現に活用できます。
 

※Eureka Materialsは、Eureka R&Dのすべての機能に、本ページで紹介するMaterialsの追加機能を加えたパッケージです

Eureka Materialsは、先進AIと独自の情報処理技術を組み合わせ、膨大な特許・文献から材料に関する重要な情報を効率的に整理・提供します。
その基盤には、専門家の知見とAIを融合した「Materials DNA」があり、成分・特性・プロセス・用途といった要素を正確かつ網羅的に抽出しています。

さらに、「PUM（Property, Unit, Measurement）テクノロジー」を活用し、多様な物質の特性データ（特性・単位・測定）を自動で関連付け、一元的に整理。
これにより、材料研究者は必要な情報を短時間で把握し、研究や開発の意思決定を迅速に行えます。

材料プロファイル検索は、求める特性に合った技術情報を素早く探すことができる機能です。材料名と、必要な特性値の範囲（強度、熱伝導率、耐熱性など）を入力するだけで、条件に合致する特許や文献を見つけることができます。

組成検索では、特定の金属や無機成分を含む技術を、広く正確に調べることができます。重量比や原子数ベースで、元素名とその濃度（割合）を入力すると、条件に合う材料が一覧で表示されます。その中から関心のある材料をフィルタで絞り込み・選択することで、関連する特許や文献の情報を素早く確認できます。

物質検索は、さまざまな物質の組み合わせを含む技術的ソリューションを探索する機能です。CAS登録番号、物質名、別名、または分子式で検索し、興味のある物質を選択します。その後、それらを組み合わせて明確に定義された組成を作成することで、関連する特許や論文を見つけることができます。

構造検索では、化合物の構造を正確にマッチングさせることで、技術情報をすばやく見つけることができます。構造式を入力・アップロードまたは描画することで、関連するすべての構造と一致するものを検索できます。さらに、関心のある構造でフィルターをかけて選択し、対応する特許を見つけることができます。

「材料合成プロセス」では、「材料をどのように作るか」という合成プロセスに注目し、関連する特許や文献の技術情報を素早く探せる仕組みです。有機ポリマー、金属合金、無機非金属材料に対する原材料・加工方法が分類整理されているので、そこから該当する項目を選びながら検索対象を絞りこみ、関連する技術情報を見つけることができます

Eureka Materialsの機能は、課題に対する既存の材料や技術の情報を調査するだけではありません。Find Solutions for Materialsに課題の内容・目標・制約などを入力するだけで、膨大な特許・文献情報を学習したAIが、材料科学とTRIZ手法に基づいて、課題を分析し、新しいアイデアの提案をします。

材料研究・開発では、特許や科学技術文献が不可欠な情報源です。そこには、開発の経緯や技術的知見、原料や加工条件、製法などに関する情報が記されており、さらに商用化前の研究段階にある材料についての情報も含まれています。
 

これらを調べることで、新材料の発想やヒント、実施可能性（他社特許侵害の有無）の確認、差別化の方向性など、研究開発に必要な多角的な分析が可能になります。
 

Patsnap Eureka Materialsを活用すれば、【材料の探索 → 設計 → 試作・評価 → 実用化検討】の各段階で必要なインテリジェンス（情報・知見・洞察）を短時間で取得できます。
研究者・開発者は煩雑な調査に時間を取られることなく、本来の価値創出である新材料や新用途の開発に集中できます。

私たちIDEAは、TRIZ・QFD・タグチメソッドといった体系的開発手法と、関連ソフトウェアを駆使して、数多くのクライアント企業のイノベーション・課題解決プロジェクトを支援してきました。
 

IDEAは、Patsnap社の日本国内正規代理店として、とくにR&D部門向けの「Patsnap Eureka」シリーズに特化し、確実に導入効果を生み出すための伴走型支援を提供しています。
 

このプログラムは、導入時のトレーニングにとどまりません。
「導入 → 展開 → 定着」の好循環をつくるため、定期的な伴走セッションを実施し、「研究開発の生産性向上」と「イノベーション創出」という本来の目的達成を、ユーザーと共に目指します。
 

さらに、IDEAの開発手法コンサルティング（QFD・TRIZ・タグチメソッド）と連携すれば、戦略的な開発プロジェクトや人材育成の支援にもつながります。