TRIZ導入の効果
こんにちは、IDEAの前古です。
TRIZを導入することによってもたらされるアウトプットは、“成果出し” “モチベーションのアップ” “創造的技術者の教育” である。
成果出しを具体的に言うと、問題解決に取り組んだときは解決コンセプト、課題達成に取り組んだときは達成コンセプトの創出である。しかもそれは、数ヶ月以内に実現できる可能性が非常に高いコンセプト、2年~3年後を見越したコンセプト、そして将来のコンセプトという形でまとまっていく。もちろん、従来の考察とは比較にならないほどレベルが高い。
数年を見越したコンセプトというのは、もう一工夫すれば実現性が高まる域のものであり、将来を見据えたコンセプトというのは、画期的な結果に結びつく可能性を秘めたもので、開発のロードマップ上にのせて夢を描けるものである。
モチベーションのアップが見込めるというのは、従来一生懸命トライしてきた技術問題や課題に対して、TRIZを活用することにより短期間で高いレベルの解決が出来たという事実が、本人の自信につながっていくからだ。明らかに自身のスキルアップを喜びとともに体感することになる。成功体験が技術者を一回りも二回りも大きく成長させる。
創造的技術者の教育が図れるとは、TRIZの習得のしやすさにある。かつては難解だと言われたTRIZも、現在ではテキスト等の整備・支援ソフトウェアの向上、指導者の熟成など、新たにTRIZを導入したいと思った技術者に対し迷いなく活用できる環境が整っている。
*”すべての開発者・技術者のデスクトップにTRIZの発想支援ツールを届ける”を旗印にIDEA社が開発した、日本生まれのTRIZ支援ソフトウェア「IDEA-TRIZ Toolbox」も登場した!
技術者は、問題解決・課題達成のために常に思考を繰り返している。その意味からも、発想技法としてのTRIZが必要とされる機会はとても多い。様々な機会に繰り返し活用することで、より短期間にTRIZを習得できる。その結果、技術者の潜在能力を引き出し、創造的洞察力の向上に役立てることができる。
前古@IDEA