コラム

クライアント企業の数々の実テーマ支援に取り組んできたコンサルタントのコラムの他、
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アイデア発想を支援してくれる道具


IDEA前古プロフィール

こんにちは、IDEAの前古です。


人によっては、とても発想力が豊かな人がいる。

いわゆるアイデアマンといわれる人であり、凡人からするとなぜそんな事を思いつくのかといったような不思議な視点を持ち、様々なアイデアを“いとも簡単に(?)”思いつく。

かたや、発想することが苦手で、一生懸命考えてみてもなかなか面白いアイデアが思い浮かばず、すぐにアイデアが枯渇してしまう人もいる。

人による違いは確かに存在する。
過去において実感することもあっただろうし、せざるを得なかった経験も多々あったはず。
それは生まれついてのものであり、その差は埋められない事として、あきらめるしかないのだろうか?


◇ ◇ ◇



“ありがたいことに”社会に出ると問題や課題の山積みで、解決しなくてはならないことや達成しなくてはならないことの繰り返しである。

つまり、考えること発想することが、こと仕事においてはとても重要な能力として必要とされるのである。
得意な人にも不得意な人にも要求される。
そしてそこには、“あきらめる”と言った選択肢は存在しないのである。


だとしたらどうすれば良いのだろか?
人による違いを少しでも埋める。そして縮める・並ぶ・追い抜くことが出来る方法はないだろうか?


あるのだ!

人は考えることに対して、より早くより正確により楽に目的へ到達するために、知恵を絞っていろいろな工夫を重ねた末、よりよい方法を見いだしてきた。
発想法(発想手法・発想技法)といわれる方法論である。


◇ ◇ ◇


そんなものがあるのなら、困ったときにふんだんに使っていけば良いだけなのだが、これが浸透していかない・・・


随分昔の話だが、私は以前、自動車部品メーカーである株式会社デンソーに勤務していた。
人財育成にとても熱心な会社で、多くの時間を割いて教育していただいたことに感謝している。電装製品の仕組み構造理論から、QCの基本からトヨタ生産方式・VE・IEなど、方法論を含めたくさんの教育をしていただいた。


その中に発想法も数多くあった。ブレーンストーミングはもとより、NM法・KJ法などなど。

ところが、“学習”をすると、なるほど確かに面白いと納得できるのだが、学んで知ったはずの多くの人々が職場に戻り問題に直面したとき、もしくは本当に困り果てたとき、発想法を使ってみるか?


それに疑問符がつくのである。

なぜなら、固有技術を持った自分たちが暗礁に乗り上げている課題に対し、発想法などを使ってみたところで何か光を見いだせるとは思えないからだ。
だから、脳みそから汗をかくまで考え続けるしかないのだと試行錯誤を繰り返す。
そして、満足のいく結果を出すまで努力する。それが常であるし、悪いことでもない。


しかし、それを続けても期待した効果が見込めるところに到達しない。
また、時間がかかりすぎるといったときはどうなるのだろうか。
ほどよい策で切り抜けるか、許されるのならもっと時間を費やすか。

・・・昔はそれで良かったかもしれない。
今は、Speedはとても重要なファクターであり、遅いことは命とりなのである。


◇ ◇ ◇


さて発想法。
それは“考えるための道具”にほかならない。
目標に到達するための有用な手段である。

しかし、道具というのは使い手により効果が左右されるし、誰が使っても同じ効果が期待できるものではない。

その属人的な要素を最も少なく埋められる、今までにない新しい道具が登場したとしよう。
その道具を、皆さんの競合他社が皆さんより先に使いこなしていったとすると、どう対抗できるだろうか?

誠に残念な結果になることが目に見えている。



アイデアを発想する道具を使う・使わないを比較すると、
自社で数日間を費やして考えた策が、他社に数時間で10倍もしくは100倍以上の発案をされる。
何年という時間を活用してもたどり着けなかった場所に、なぜか他社が数日で到達する。

前者は自社の考え方が競合他社にすべて網羅され、後者は自社が淘汰されるということになる。


だとしたら、“考えるための道具”を使うしかない。使えば良いのである。
それが、“TRIZ(発明的問題解決理論)”という名の発想技法なのである。


◇ ◇ ◇



「使えないTRIZなんて無い!」
ここ17年我々が会社を設立以後、言い続けてきたキャッチフレーズである。

「発明的問題解決理論」を意味するロシア語の頭文字を4つ並べて「TRIZ(トリーズ)」と呼ばれる発想技法が、鳴り物入りで日本に上陸してきたのが1998年。


1999年以降、日本企業での導入が次々と始まり、革新的な新製品開発や、画期的な技術構築を期待し、TRIZの推進はみるみるうちに数百社にも拡がっていった。

しかし、2年3年という時間経過とともに、先進的に導入したはずの企業がTRIZ推進を断念する残念な事態が続発した。
そして「期待したほどの成果が出なかった」「TRIZは難しい」「TRIZは使えない」と酷評だけが残っていった・・・


ところが 一度徹底的に下落したと思われたTRIZ株(評)だったが、2003年以降再び脚光が当たりだす。

TRIZを活用した成果として、革新的な新製品が世の中に発表されるようになってきたからだ。
日本では工夫を重ねた結果、TRIZの活用法として「日本式TRIZ活用法」という独自の活用プログラムが存在する。これが”使えるTRIZ”の成果を生んできた。


そして現在、その導入の動向には一層拍車がかかり、多業種での活用・活用分野の拡張・活用する企業の規模の多様化などを見せつつ日本での推進が拡がっている。

そもそも「使えないTRIZ」など元々存在しなかったと言うことである。

さぁ TRIZを使ってみよう!


前古@IDEA



前古 護
前古 護

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